お好み焼・鉄板焼・ステーキ店にとって厨房機器のメインとなる業務用鉄板。
私たちはこの業務用鉄板の国内トップメーカーとして、高品質で安心・安全の鉄板機器を日本全国はもちろんのこと、世界中でたくさんのお客様にご利用いただいています。
シェフにとって最適な厨房環境、お客様にとって最適な店内空間になるように、現場からの意見を取り入れ、常に改良を重ね、より良い鉄板機器を製造しています。
また、鉄板の構造や性質を研究し様々な検証を行う事で、より安心・安全の鉄板造りに役立ています。
カーボンランプとガスで温度管理の比較の検証を行いました。
カーボンランプの方は温度表示タッチキーで温度設定するだけで、温度にムラならくキープできます。
また、ガスの方はバーナーの火力を手動で調節になるため、鉄板温度を常に気にしていないと、温度が上がりすぎたりするため温度調整にムラが発生してしまいます。
カーボンランプは操作も簡単で忙しいピーク時の温度管理にとても便利で安心です。
鉄板機器を使用する上で、鉄板の熱は様々な事に影響します。
厨房内の温度環境や客席の空調など、温度状況により大きく違いが出てきます。
また身体への負担も大きく変わってきます。
実際にサーモグラフィを使ってガス鉄板と電気鉄板の温度分布を計測してみました。
ガス鉄板よりも電気(カーボンランプヒーター)の方が温度管理がし易く、加熱後の鉄板周りへの温度の影響が格段に少ない。
熱源の種類によって鉄板に伝わる温度帯が変わります。
広島お好み焼や関西お好み焼、鉄板焼など同じ鉄板を使う料理でも調理方法が違うため、その調理に合った熱源を使用することが大事になります。
鉄板機器(19mm,10mm)と家庭用ホットプレート使っての温度変化を調べるため、「温度と厚さ」の関係性を検証しました。
5mmホットプレートでは、食材をのせた時の温度の下がり幅が大きく、調理時間もかかりました。
19mmの鉄板は蓄熱により温度の変動が少なく、短時間で調理が完了しました。それぞれの鉄板の厚さによる特性を生かして焼いていくことが、美味しさに繋がっているものと考えられます。
鉄板といっても実はその数は材質だけで何十種類にも及びます。
世の中に出回っている鉄板は全て同じではありません。
安さで選んでしまい、結局失敗したというケースも多々あります。弊社では鉄板にこだわりを持ち、長年の経験と実績から、調理に適した材質・厚みの鉄板を設計し製造を行っています。
ケーツーエススチールではお客様の用途やシチュエーション、食材に応じて、最適な1台(鉄板)をご提案いたします。料理人の細かなご要望にも応じた鉄板の設計・製造が可能ですので、鉄板に関する事はどんなことでもご相談下さい。
鉄板研究を試行錯誤繰り返し開発した、お好み焼・鉄板焼に適した鋼鉄です。従来のSS400や45Cより食材がくっつきにくいのが特徴で、とても調理しやすく、焦げつきが少ない分、調理の手間が省けます。
軟鉄に部類され、流通量も多く価格も安く加工がしやすい一般的な鉄板です。鉄骨などに使われる鋼材で、一般構造用圧延鋼材と呼ばれ、ビルや橋などの建設材料に使われています。厨房機器の鉄板では多く使われるスタンダードタイプの鋼材です。
「SS400」よりも堅いくヘラなどによる傷がつきにくいのが特徴の鋼材です。
S45Cは機械構造用炭素鋼鋼材と呼ばれるもので、主に機械部品に使われる鋼材です。
鉄板の製造過程での熱で作られる酸化皮膜のことです。水分を含んだ酸素と反応して発生する赤さびを防止する役目を果たしています。主にテーブル鉄板などの小型鉄板に使用され、磨き鉄板よりサビにくく、汚れが目立たないのが特徴です。
変形防止や立ち上がりや蓄熱のバランスを考え、メイン鉄板の厚みは19mmを標準の厚みとしました。
また業態や鉄板機器に応じて鉄板の最適な厚みを設定しています。
テーブル鉄板 | 保温用鉄板 | お好み焼 | 鉄板焼 | IH鉄板 | |
厚み | 9mm,12mm | 16mm | 19mm | 19mm,22mm,25mm | 30mm |
※表組みは横にスクロール・スワイプすることで全てご覧になれます。